業種別で異なるRPAの活用事例を紹介します

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、近年様々な企業に導入されてきています。RPAは主にホワイトカラー業務の自動化するためのツールであり、昨今の「人材不足」や「働き方改革」にも後押しされ急速に拡大している市場です。RPAは、PCで行う定型業務を自動化することで、手間と時間がかかっていた業務からマンパワーを開放します。厚生労働省の定義では、「働き方改革」とは働く人々が各々の事情に応じた働き方を自分で選択するための改革であり、そうすることで生産年齢人口を増やし生産性を向上させる目的があります。RPAの導入により解放されたマンパワーを必要な場所で生かすのがこれからの働き方なのです。そんなRPAの活用事例をご紹介します。業種によって、RPAはどのように活用されているのでしょうか。

金融業界におけるRPAの活用事例

金融業は近年の人手不足が問題となっている業界の一つです。加えて昨今の金融に関わる規制の増加に伴い、その業務は増加傾向にあります。そこで導入されたRPAの活用事例の効果は主に3つあり、一つはミスが無いということ、一つは事務作業にかかる人件費及び時間的コストの軽減、あと一つは事務作業の軽減により獲得したマンパワーを他に必要な業務に費やせることです。ことに金融業界において人為的ミスが防げることは大変大きいと思います。金融業界ではPCでの定型業務が大半を占めているので、ここに多くの人件費を費やしているのです。RPAは教えたプログラムを間違うことなく実行しますが、一方で思考能力はありません。RPAの導入により業務が自動化されることで、社会の変化に伴う「考える」ための作業に人手を当てられるようになるのです。RPAと人間の長所を上手に生かす活用事例です。

自治体におけるRPAの活用事例

2018年1月より、国内の自治体でもRPAは導入され始めています。職員の事務的作業の軽減を図り、より思考的な仕事に職員を配置するためです。窓口業務を始め、地域住民のデータの管理や税金関係の業務などの定型業務をRPAに任せることにしたのです。職員の作業時間短縮の成功という成果が得られたので、他部門にも順次導入される見通しという活用事例が出ています。毎日決まった業務に追われ、ひたすらこなす日々であった自治体の職員にも時間と心に余裕が生まれます。そこで「新たに考える」仕事や住民へのよりよいサービスへと力を注げるようになります。RPAの導入によって、今後ますますホワイトカラー業務が自動化されていくでしょう。それは厚生労働省が掲げた「生産性の向上」に繋がっていくものと思います。